タイトル ライン ヌンチャク ライン

※新しい記事が上に来るようになっております


【釵の「切り子形状の柄頭」について】 2019.07.21


 当館製作の釵には、「切り子形状の柄頭」が付いていますが、
それについての問い合わせがありましたので、説明します。

 昭和40年代の、井上元勝先生や坂上隆祥先生の釵には、切り子形状の柄頭がありました。出版された書籍にも、その写真が載っています。
琉球古武術が普及して、釵が市場に出回った頃には、その形状は無くなりました。
殆どが丸形となりました。
それは、この部分の製作には、非常に手間暇が掛かるからです。
 この切り子形状の柄頭によって、各自の釵のバランス調整をしていたものが、バランスを無視して、大量生産の安易さを選んだものと思われます。

 昭和58年発行の 図解コーチ 護身杖道 鶴山晃瑞著 成美堂出版 に以下の内容が掲載されています。
参考になれば、幸いです。

切り子切り子



【再び、二丁鎌の製作】2019.03.24


 その昔に、先祖が刀鍛冶に作らせた鎌が幾つもありました。
それは「鎖鎌」を連想させるような形状でありました。
刃が、真っ直ぐでした。
その鎌の刃を落として、琉球古武術の武器にしました。

それが、最近になって、熱心な琉球古武術の修行者二人に譲渡しました。
無くなると、寂しいもので、その復刻版を最近製作しました。
刃の厚み:約5mm・刃の長さ:約20cm・
柄の長さ:約40cm・重量:約450gです。

そして、今度は、刃の部分が丸みを帯びた形状のものを製作しました。
刃の厚み:約3mm・刃の長さ:約17cm・
柄の長さ:約40cm・重量:約400gです。
サイズとしては、大きな差はないが、若干軽くなっています。
これも、形演武と組手に利用できます。

二丁鎌



【サービス品の製作】2019.01.19


 当館は、古武器製作のなかの、釵の製作が主になっています。
大型工場と異なって、大量生産はできません。
個人の工房ですから、ひとつひとつが手作りです。
材料費と実労働時間分(最低労働賃金計算)の金額で、利益は含んでいません。
それでも、当館の都合金額なので、購入者はどう思うのか?

 倉庫内にある余った資材で、釵より手間が掛からずに製作できる古武器もあります。
それを、「サービス品」として、複数の古武器購入者に提供するときもありますが、
数が限られています。
ちなみに、釵は、懲りすぎているせいか、数日かかりますので、
サービス品とはなりません。
そして、価格でサービスする古武器もあります。

 今回も、「サービス品」の「鉄パイプ製のヌンチャク」を製作しました。
直径19mmのものです。
先日、釵を購入された方に、サービス品として、贈りました。

鉄パイプ製のヌンチャク



【二丁鎌の製作】


 本格的「二丁鎌」を製作しました。
形演武と組手に利用できます。

刃の厚み:約5mm  刃の長さ:約20cm
柄の長さ:約40cm  重量:約450g
二丁鎌



【スルジンの追加製作】


 熊本県の空手道師範のM氏や、神奈川県のM氏のように、重い釵と軽い釵、その他の古武器などを多数ご注文くださいました方々に、サービス用として、「スルジン」を製作して贈りました。そして、HPに「スルジン」を紹介しました。

 そうしたところ、「師範ではないけれど・・・・・」「稽古したいのですが・・・・・」「欲しいのですが・・・・・」
などの問い合わせがありました。

 そこで、「スルジン」を追加製作し、販売することにしました。
今回は、「撚り戻し」と「キーリング」を組み合わせました。
鎖は約六尺(約1.82m)で取り付けてあるので、好みの長さに調節して利用できます。
スルジン



【スルジン製作】


 道場によって異なるでしょうが、琉球古武道(術)の武器術は各種有りますが、最後の稽古科目は「スルジン」です。
師範クラスになって、稽古する武器術です。
武道館での演武でもお馴染みですが、他の古武道(剣術・薙刀術)でも、師範クラスの演武には、鎖を使ったものが披露されています。

 このスルジンの鎖の長さは、教本によっては、「五尺」や「六尺」・「九尺」などと記載されていますが、「一尋(ひとひろ)」が、一番使いやすい長さです。
一尋(ひとひろ) = 両手を左右に広げたときの長さ = 約身長

 この度、幾つか製作しました。
鎖の撚りで絡まないように、「撚り戻し付きスイベルスナップ」を取り付けました。
取り付けた鎖は六尺ですが、それぞれの方の身長に合わせやすいように、また各自の好きな長さに変更できるように、スイベルスナップが付いています。
 なお、分銅が相手の武器に巻き付いたときに、自分の鎖に引っかけて、外れないように「返し」というものも付いています。
ただし、そのときのタイミングによっては、引っかからない時が多々あります。
また、相手の衣服に引っかけることもできます。
スルジン
スルジン
スルジン
スルジン



◆【貴方の愛釵は、如何ですか?】


貴方の愛釵は、如何ですか?
・サイズが適合していますか? 
・重量は重くないですか? 
・素早く逆手から順手に回転できますか?

釵の説明

A(柄の長さ): 逆手持ちしたときに、人差し指の先端が、柄頭に触れない程度が理想です。指が、柄の中に収まっていますか?
出過ぎていると、突きのときに危険です。
B(物打ちの長さ): 逆手持ちしたときに、肘より3cm程出るのが理想です。
それよりも短いと、上段受けのときに、肘に相手の武器が当たります。
C(翼の内側の長さ): 逆手持ちしたときに、親指が窮屈ではありませんか?あるいは、隙間が多くありませんか?
どちらも、逆手から順手に持ち替えて、裏打ちのときに、素早くできません。
居合道の「抜き打ちの一刀」のような、「瞬時の裏打ち」を素早くするには、少しの隙間の方が、スムーズにいきます。
D(翼の長さ): 長すぎると、引き手のときに、いつも遠慮ぎみに引くので、動作が小さくなります。
また、物打ち部分の、相手の武器を受ける部分が狭くなります。
E(1本の重量): 重すぎて、手首を痛めることのないようにしてください。
重いものは組手用。軽いものは形用として、2組の利用をお薦めします。
最近は、師範クラスや高齢者の方は、軽いものを選んでいます。
※「全日本琉球古武道オープン選手権大会」の規定では「1本650g以上」というものもあるようです。




◆最近の製作品状況


 当館製作の釵の価格設定は、材料代+消耗品代+労働費です。
(労働費=製作労働時間に、最低労働賃金を掛ける)
儲けは無いと思っても、その価格は、少し気が引けるものです。
そこで、トンファーとか、軽量型卍釵とかを、サービスとして提供しているのですが、
それらの物の製作は、通常の釵製作よりも簡単ですが、それでも約2日かかるのです。
そこで、思い切って、最新型高性能工具を購入して、製作時間の短縮に望みました。
結果は、製作労働時間が短縮されましたので、少し価格が安くなります。
なお、最近は、約600gと約700gの中間の約650gを追加製作しました。

 当館でいう「軽量型卍釵」とは、両先端が尖った、重量が約450gのものです。

意外に好評で、サービス用として製作した分は、無くなりました。 只今、追加製作をしましたが、次回からは販売用となります。
しかし、通常の釵と同時購入の方には、若干ですが安価とします。

なお、本来の「卍釵」も製作しております。
重量は、約600g〜650gです。

 神奈川県在住のM氏は、稽古と歴史的研究に非常に熱心な方で、各種の釵を購入した後に、特製のトンファーと特製の卍釵を注文してくださいました。
それぞれの古武器を、演武用と組手用に使い分けるのだそうです。
トンファー
卍釵



◆卍釵のプレゼント


釵は、本来は3本が1組で、両手に1本ずつ、そしてもう1本を腰(背中か脇)に差す、といわれています。
もしも、1本が手から落ちたときの予備ということと、投げるという技のためです。
釵は、打つ・突く・受ける・打ち落とす・投げるなどの技があるが、投げる技だけは、上手くいかない。
距離によるが、先端が刺さるのではなくて、柄頭が当たることが多い。
卍釵には、柄頭が付いているものと、先端が尖ったものとの2種類があります。

釵製作で、一番苦労するのは、翼の部分です。
機械での大量製作と異なって、1本ずつの手作りなので苦労をしています。
翼は、両方が同じ形状にならなくてはならない。それも2本共であるから、計4箇所を同じにするとなると失敗も多いです。
そんなこともあって、ついつい翼の鋼材を多めに購入してしまいます。
この度、倉庫整理を兼ねて、余った翼の部分の鋼材だけで、卍釵を製作しました。
得意の切り子形の柄頭は無くて、先端が尖った形状です。
全長約50cm、重量約450g〜500g

以前に、釵を購入した方に、特製のトンファーをプレゼントしていましたが、今回は、この卍釵をプレゼントしようと決めました。
しかし、先着10名様限りとなります。
危険なもののため、不用の方は、その旨を連絡くださいますように。



◆卍釵の製作


釵製作で、主軸部分の鋼材と翼部分の鋼材を同数購入すると、翼部分の鋼材が余る。
これを繰り返していた結果、この鋼材がかなり余ってしまった。
それをどうしようかと考えた結果、卍釵を製作することにしました。
約500gのものが完成しました。軽量なので、手裏剣のように投げてみると、
前部も後部も尖っているので、どう投げても突き刺さる。
これは面白いと思って、夢中になったら6組が完成しました。
しばらく製作を続けるつもりになりました。
卍釵
卍釵



◆2018.02.23 釵の製作の最近


各社の釵を購入したが、「これが本来の形である」という物は無かった。
そこで、自分で作り始めました。
丸棒に曲げた翼を溶接する。柄の先端に柄頭を溶接する。
物打ち部分を八角に削る。なおかつ先端に向かって細くする。
翼の部分は八角ではなく、丸く円錐形に削る。
バランスを考慮しながら、柄頭を切り子状に削る。
2本1組の各々の重量を同じように調整する。
荒削り状態を、仕上げ研磨してピカピカにする。
ガンブルー塗装をする。
柄に紐を巻き付ける。
約1週間で完成となる。

総全長 約52cm
総重量 約600〜700g

最近多く見かけるものは、模造刀のように、型にはめ込んだ合金製が
多種見られるが、これらのような工場生産と違って、大量生産は出来ない。

釵についての問い合わせをいただく方は、殆どが高段者・師範です。
あるとき、おそらく師範であろう方からの連絡をいただいた。
「600g程で、とにかく軽くて、先端が尖った釵を作れないか?」
やってみることにしました。
ちょっと懸念したが、意外にも注文通りの釵ができました。
高齢者には、手首の負担の掛からないように、軽い釵が良いのだと気がついた。
更に、女性の修行者もいることを思い出した。
今は、今までの形状ではなくて、この形状にして製作をしている。
どこかが変わっても、切り子形の柄頭は、必ず付ける。
釵
釵

あるときは、依頼主の方が所有している釵の加工を頼まれました。
いつもの形状に加工してみたら、殆ど近い形状になりました。
できる物とできない物があるが、合金だったがなんとか完成できた。
釵
釵

釵製作は細かい鉄粉が鼻の中まで入り込む、研削・研磨作業です。
あまりやりたくない作業でもあります。
道場の備品のために、時々思いついたように製作作業をする。
そんな最近です。



◆プレゼント用のトンファーについて
釵の製作を再開したのですが、相棒の鍛冶屋職人が 体調不良のため、数組を製作して終わりとなります。
プレゼント用のトンファーも、合わせて製作しました。
これにて、釵の製作は終了となります。
さて、後、何組製作できるのか???

プレゼント用のトンファープレゼント用のトンファー





◆スルジン
琉球古武術の修業において、最後に学ぶ究極の古武器

スルジン




◆釵購入時にトンファーのプレゼント 2015.10.31


 どうしたことか??当館の釵の新規購入者には、トンファーがプレゼントされる!!
というような話になってしまった。
なんでそうなるのか??そうなったのか??こちらが困っている。
それでも、当館の拘りの「切り子頭の釵」を注文していただくことに感謝して、
それに応じた。
「切り子形の柄頭」があって、「組手に使える物」が欲しいという。
堅い木材を探した。私の持っている鉋(かんな)は使えないほどの堅い木材。
よって、新幹線・飛行機を想像するような曲線は無理なのです。
直線のみの設計で行ったら、一日半で完成した。
またも、もしもを考えて、もう一組を製作したら、やはり一日半かかった。
「切り子形の柄頭」に関する拘りを捨てれば、一日で完成することができそうである。
今後は、当館の釵の新規注文者には、「手製の切り子頭のトンファー」をサービスで提供できそうです。
もちろん、不用の方には関係ない話です。

トンファー トンファー





◆トンファーの製作 2015.10.25


 侍が、自分の腰に差す刀の、重さ・長さ・反り・鍔等々に拘ったように、琉球古武術の武器に拘るのは私だけでは無かった。
この度、形演舞用のトンファーの注文を受けました。条件は三つ。
@ 把手に切り子の形状がはっきり分かること。
A 軽量で・使い易いこと。
B 誰もが持っていないものであること。
釵の製作と異なって、独り作業で出来るので、早速始めました。
木材の購入・加工・塗装・・・・
柄頭の切り子状に拘ったせいか、二日半も掛かった。
もしもと思って、もう一組を製作したら、やはり二日半掛かった。
約一週間をトンファー製作に没頭したのです。
何組(個)製作しても、どうしても、全く同じ物は製作できない。どこかが違う。
完成すると、手放すのが惜しくなる。
一組は、残るが・・・

トンファー トンファー





◆トンファーを作ってプレゼントしました。 2015.10.13


 過日に、当館の釵にこだわってご購入してくださったお客様に
トンファーを作って贈りました。
トンファーの柄を握ったときに、二の腕の筋肉が板に当たりますが、
その部分を斜めにカットしたものが当館の特徴です。
そして、どうしても「切り子」を附けたいのです。
堅い木ではありませんので、組手には不向きです。

釵 釵
釵 釵






◆久しぶりの釵の製作 2015.09.02


しばらく釵の製作をしていませんでした。
男二人が、1週間もかかって作業、それが市販品より高い金額!!
これは、駄目だ!!と勝手に判断して、やめていました。

8月5日に、息子のために、どうしても買ってやりたいという、もの凄く熱心な母親が連絡をくれました。
聞けば、ネットを調べてもない、販売店へ行ったが気に入らない、買ったこともあるが使いにくい・・・・
息子の先生が持っている釵と、同じ物が欲しいという息子の願いを叶えてやりたい、という熱意が半端ではなかったので、動かされて再開することにしました。

久しぶりにやろうとすると、溶接機が動かない!修理へ出すが、夏休みがあるので、日数がかかるという。
3種類の鋼材も各1mあればよいのだが、定尺の5.5mを買うしかない。
暑いを過ぎて、熱い!!
相棒と二人で、こつこつと毎日。
ようやく完成して、9月2日に送りました。約1ヶ月の奮闘でした。
さて!相棒が高齢のために釵の製作はいつまで続くのか?

釵 釵
釵






Copyright (C) 武集館. All Rights Reserved.
inserted by FC2 system